2008年07月25日

『女優の誕生と終焉』

池内靖子さんの『女優の誕生と終焉』 を読む。日本の近代演劇の誕生は女優の誕生と切り離せない、というスタートラインから、女優なる形象が近代演劇の中でどのような役割を与えられ、現在どのような解体の試みが行われているかに関して述べた本です。

学術書、しかもなじみのない演劇論であったにもかかわらず、あまりに面白くて一気読みしてしまいました。池内さん自身は歴史に網羅的ではないことをエクスキューズしていますが、逆に重要なポイントだけを述べたことによって全体の流れがわかりやすくなっていると思う。ドラァグ・クイーンや障害者演劇の話で終わるところも、単なる「マイノリティ礼賛」ではなく演劇内在的な感じで○。堪能させていただきました。オススメ。

posted by △ at 08:48| Comment(0) | TrackBack(0) | かんがえをかんがえる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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