2008年10月17日

『廃墟から』

信長貴富さんの『廃墟から』 を購入。信長さんが継続的に作曲上のテーマにしてきた戦争に関しての集大成ともいえる曲です。

三楽章形式で、取り上げられたテキストもさまざま。言葉の断片をつないでいく手法も信長さんの得意とするところです。16声部までdiv.するところもあり、技法的には信長作品のなかでもっとも高度なものを要求されます。決して耳なじみの良い音ばかりではありませんが、三善晃さんの「レクイエム」しかり、不協和音は戦争ものにとって必須の音楽的要素なので、むしろこの「聴きにくさ」が聴き手の理解を促進するでしょう。

多分僕は一生歌う事はないでしょうが(こんな難曲を歌える合唱団に所属していない)、CDとか、発売されないかなあ。怖いもの聴きたさ、というか。

posted by △ at 10:13| Comment(0) | TrackBack(0) | みみをすます | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック