2009年08月03日

ザ・タロー・シンガーズ第11回東京定期演奏会

ザ・タロー・シンガーズ第11回東京定期演奏会「20世紀の響き〜その聖と俗〜」を聴いてきました。

ザ・タロー・シンガーズ第11回東京定期演奏会「20世紀の響き〜その聖と俗〜」
2009/08/02(Sun.) open16:30/start17:00
@トッパンホール (東京・小石川)


B. Britten : Sacred and Profane, op.91
B. ブリテン:神聖と世俗(作品91)
E. Elgar : Lux aeterna
E. エルガー:永遠の光
S. Barber : Agnus Dei (Adagio for Strings), op.11
S. バーバー:アニュス・デイ(弦楽のためのアダージョ), (作品11)

〈休憩〉

Florent Schmitt :A Contre-Voix, op.104
フローラン シュミット:声に向かって, (作品104)
F. Martin : Messe pour double choeur a cappella
F. マルタン:無伴奏二重合唱のためのミサ

アンコール
さくら(日本古謡 武満徹編曲)
S. Barber : Agnus Dei (Adagio for Strings), op.11


前半は書法的にもっと難しいブリテンから。ブリテンって耳なじみのよい曲が多いと思うんですが、複調っぽかったり同主調感を頻繁に行き来したりと、声で表現するには難しいしかけが多いんです(『キャロルの祭典』とかね)。瞬発力でスタッカートの和音をはめていくような職人芸っぽさを発揮しての演奏、なかなかスリリングでした。

エルガーの作品は個人的に好きです。「威風堂々」ではありませんが、ゆっくりじっくり鳴らしていくタイプの作風なので、合唱というジャンル、TAROシンガーズのややオペラ的な発声に合っていると思う。

バーバー作品は合唱人ならまあ数度は聴いたことがあると思うのですが、僕としては今回は「この人数でよくこの曲を!」という驚きを感じました。やや巻き気味のテンポで割と駆け抜けるんですね。

後半はシュミット作品から。ラヴェルとドビュッシーとプーランクを足して2.8で割った感じの作風(3未満で割っているので若干重ため)。こういう曲、大好きなんですが、歌うとなるとぞっとしますね。難しすぎる。

これまた合唱人にはおなじみのマルタンのミサ。少人数ならではの推進力とシンフォニックな音圧が同居した、ちょっと珍しいタイプの演奏でした。アップめのテンポも悪くないかも。

アンコールはTAROシンガーズ十八番の「さくら」と、バーバーの「リベンジ」。バーバーはアンコールの方が(多少作りが粗くなるにせよ)音楽的だったと思う。特に出だしがよかった。

日本人作曲家の作品を一切とりあげない演奏会ということで自分立案では多分行かないかと思うんですが、友人に誘ってもらったおかげでこういう機会を楽しむことができました。ここのところ自分から聴きに行く音楽が合唱以外のものばかりだったので、またしばらく合唱にひたってみようかな。
posted by △ at 09:19| Comment(0) | TrackBack(0) | みみをすます | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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