2009年09月27日

『音楽を展示する』

井上さつきさんの『音楽を展示する―パリ万博1855‐1900』を読む。

パリ万博がその「展示」物の中に音楽を取り込むことでフランスの音楽界がどのような影響を受けたかを細かい資料に当たりながら丹念に書き起こした労作。非常に緻密な歴史学の作業です。細かいエピソードが大変に面白い。

どのような影響を受けたか、という問いに対する答えが「非常に大きな影響」という形に見えるのは、この本が歴史社会学ではなく歴史学のそれだからなのだと思います。これだけ一次資料にあたって調べる手間を考えれば、こんなつまらない文句を言ってはいけない。

よく考えたら日本の現代音楽史にとっても大阪万博の話って重要ですよね。僕はそれを知らない世代なんですけど。万博って確かに音楽にすごい影響を及ぼしたんだなあ。
posted by △ at 09:07| Comment(0) | TrackBack(0) | みみをすます | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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