吉村さんって人はとにかく奇妙奇天烈な小説を書く人で、この小説もそうです。坂下宙ぅ吉という変人作家が引っ越してきて一人暮らしを始めてから町がえらい騒ぎになってしまうというお話なのですが、この変人作家がいたく下品で、しかも作家的力量が低い。
小説全体が乾いて濁った描写に満ちていて不気味でもあるのですが、エピソードが突き抜けてしまっているので、閾値を超えて爆笑してしまう感覚も同時にある。一体この小説をどう読めばいいんだか、っていう感覚に引っ張られてついつい最後まで読んでしまう、とても変な小説です。
うーん、不思議。でも結構オススメかも。
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