田舎町である少女が殺される。犯人を見たはずの四人の少女はその顔を覚えていないらしい。その事に対し怒った被害者の母が恨みの言葉を成長した四人の少女たちに投げつける。そして少女たちは、心に贖罪の意識を抱えることとなる…。
本全体は6章構成。最初の4章で四人の元少女の独白、次の章が被害者の母の独白、最後の章はエピローグとなっています。章の順番は基本的にその独白がそれぞれの機会でなされた順番と同じなので、すんなり読めます。ただ、逆に言えばこの作品は「それってどういうこと?」という疑問が気になって読み進める、という感覚が実は少ない小説だ、ともなる。謎が現れるとすぐ答えも現れる(あ、それが謎だったのね)。だから、読んでいる間の感覚は、非常に漠然とした「ええっと、一体どういうこと?」という感覚だけ。頭を使わなくていい小説だと思います。別に悪口ではありませんよ(笑)。本屋対象を湊さんが獲った理由がわかりました、ってことです。
あと、『告白』と一緒で独白ばかりなんですが、他のタイプの小説も湊さんは書くのでしょうか。これは『少女』も読んでチェックしてみないと(刊行は『告白』『少女』『贖罪』の順)。
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