2010年09月14日

『老人賭博』

松尾スズキさんの『老人賭博』を読む。

老俳優が初めて勝ち取った主役の座。しかしスタッフたちは彼がミスをするかしないかを賭け事の対象にしてしまう。だから老人賭博。このブラックユーモアを松尾さんは非常に毒のある文体で描いていきます。ただ、読み心地は決して悪くない。ユーモアの質が高いのと、当の俳優自体に対するエイジズムを松尾さん自身が持っていないことが文章からわかるからだと思います。読む私たちの意識をえぐる、痛快なブラックユーモア小説でした。
posted by △ at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | もじにいりびたる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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