2010年10月28日

『フロム・ヘル(上)(下)』

アラン・ムーア/エディ・キャンベル『フロム・ヘル(上)(下)』を読む。

切り裂きジャック事件を題材にした、コミックノベルの最高傑作。この未解決事件に関する説得的な一つの仮説をもとに、アランが話をふくらませ、そしてエディがおぞましい絵でそれを表現する形でこの作品が出来上がったようです。

この仮説が非常に良くできていてそれだけでも面白いのですが、セリフと絵がこれまたすごい。絵と台詞で表現する、ということの意味をこれほど知りつくした二人はいないのではないでしょうか。特に圧巻は下巻の殺人と死体凌辱のシーン。白黒のページからこれほどの狂気を感じたことはありません。

怖いのが苦手な人、そもそもマンガが苦手な人などいろいろいると思いますが、この本は絶対に読んだ方がよいです。強く強く強くオススメ。それにしてもみすず書房と柳下毅一郎さん、いい仕事しすぎです。
posted by △ at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | もじにいりびたる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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