2007年09月24日

『新本格もどき』

霧舎巧さんの『新本格もどき』を読む。カレーライスを食べると日本産ミステリの名探偵になりきってしまう吉田さんと、彼を見守る「真の名探偵」たる小児科看護師、カレーショップのマスターを主要人物とする、連作短編集。もどかれた作家(敬称略)は綾辻行人、法月綸太郎、我孫子武丸、歌野晶午、倉知淳、山口雅也、有栖川有栖の各氏です。新本格の濃度が異様に高い短編集ですが、読み心地は軽く、すんなり楽しめます。もちろん、もどかれたもとの名探偵について知っているほうが楽しめるのは言うまでもありませんが。

僕が最も気に入ったのは山口さんをもどいた作品。奇妙な謎が整合的に解かれる、という(島田荘司さん的な)新本格スピリットを最も強く感じました。ということでミステリ読者のみなさん、この作品集はオススメですよ。
posted by △ at 16:17| Comment(2) | TrackBack(1) | もじにいりびたる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
先日は「オチケン!」へのトラックバック、コメントありがとうございました。
私も山口さんの「13人目〜」が一番好きでした。
元ネタは読んでなかったんですけど(恥)。

トラックバックさせていただきました。
Posted by 藍色 at 2008年05月10日 03:30
再度のトラックバック、ありがとうございました。

霧舎さんは新本格ミステリの知能指数が異様に高いのに、小説がとても読み易いいのがいいですよね。仕掛けの多い小説を書くので刊行ペースは早くはないですが、ちゃんと追いかけたい作家です。

トラックバック、張っておきました!
Posted by at 2008年05月14日 09:34
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新本格もどき 霧舎巧
Excerpt: デザイン泉沢光雄。イラスト喜国雅彦。「ジャーロ」掲載。記憶喪失の吉田さんはカレーを食べて探偵に変身。新本格ミステリの名作をモチーフ...
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Tracked: 2008-05-10 03:24