2012年08月25日

2012年7月読書記録

遅くなりましたが、2012年7月の読書記録です。

米原謙『日本政治思想』
品田知美『家事と家族の日常生活』
中島京子『眺望絶佳』
円城塔『道化師の蝶』
朝倉かすみ『とうへんぼくで、ばかったれ』
津村記久子『やりたいことは二度寝だけ』
『本格ミステリ・ディケイド300』
松浦寿輝『川の光外伝』
柴山哲也『日本はなぜ世界で認められないのか』
有栖川有栖『高原のフーダニット』
『ベスト本格ミステリ2012』
柴崎友香『わたしがいなかった街で』
多和田葉子『雲をつかむ話』
フェルディナント・フォン・シーラッハ『犯罪』

しめて14冊。しかし、このラインナップはすごいなあ…
ほぼ傑作しか読んでいない、といったところでしょうか
(ほぼ、と書いたのは、1冊だけどうしても面白いと思えない
本があったからですが…)。
『眺望絶佳』『道化師の蝶』『とうへんぼくで、ばかったれ』『わたしがいなかった街で』『雲をつかむ話』で私的今年の国内小説ベスト5が決定してしまうのではないか…。

8月以降何を読んだらいいのか困ったりしながら、しかし今年の残りもまだまだ読みます。
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2012年07月14日

2012年6月読書記録

遅くなりましたが6月の読書記録です。

綾辻行人『奇面館の殺人』
古野まほろ『探偵小説のためのゴシック「火剋金」』
古川日出男『ドッグマザー』
西川アサキ『魂と体、脳』
和田美代子『声のなんでも小事典』
杉原厚吉『だまし絵のトリック』
恩田陸『夢違』
天祢涼『葬式組曲』
深水黎一郎『言霊たちの夜』
京極夏彦『百鬼夜行陽』
高田崇史『QED 伊勢の曙光』
『綾辻行人と有栖川有栖のミステリ・ジョッキー3』
高橋源一郎『恋する原発』
パスカル・ゴーション/ジャン=マルク・ユイスー編『100の地点でわかる地政学』
ディミトリ・フェルフルスト『残念な日々』
櫻田大造『大学教員採用・人事のカラクリ』
野上元・福間良明編『戦争社会学ブックガイド』
ベン・ゴールドエイカー『デタラメ健康科学』
エスピン=アンデルセン『平等と効率の福祉革命』
重田園江『ミシェル・フーコー』
ガヤトリ・スピヴァク『ナショナリズムと想像力』
木村俊一『連分数のふしぎ』
前田司郎『濡れた太陽 上・下』

24冊です。多いですね。うれしくなりますね。私だけでしょうか。
しかも今月はやはり面白い本にもたくさん出会いました。
『奇面館の殺人』『言霊たちの夜』『濡れた太陽』はページをめくる手を止められない面白い小説。
学術書関連では『戦争社会学ブックガイド』『平等と効率の福祉革命』が出色の出来でした。
軽めの学術書としての『だまし絵のトリック』と『連分数のふしぎ』がオールタイム級のライト科学書だったのもうれしい。『連分数のふしぎ』は今まで読んだ数学本の中でもっともエレガントで難易度が僕好みでした。

7月も楽しくいろいろ読書したいですが、無理かなあ。読みたいなあ。
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2012年06月05日

2012年5月読書記録

2012年5月の読書記録です。

綿矢りさ『かわいそうだね?』
山田彩人『眼鏡屋は消えた』
二階堂黎人『覇王の死 二階堂蘭子の帰還』
小林泰三『モザイク事件帳』
菊谷和宏『「社会」の誕生』
『伊藤計劃記録』
『伊藤計劃記録第弐位相』
『辛酸なめ子の現代社会学』
京極夏彦『百鬼夜行陰』
鴻巣友季子『熟成する物語たち』

しめて10冊。少ない。
しかも感覚的には不調ですね。
綿矢作品は無類に面白かったけれどそれはみんな知ってるし、
伊藤計劃記録2冊は面白いけど小説は一部分だし、
京極作品は旧作の版型が変わったものだし。
鴻巣さんのエッセイは安定の面白さだし、
菊谷さんの本は傑作だけど学術書だし
…ってなんだ、いい本いっぱいあるじゃん。

まあでも、守りに入った読書であることはいなめない。
6月は攻めたいなあ。
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2012年05月14日

2012年4月読書記録

ひきつづき4月の読書記録です。

森博嗣『数奇にして模型』
森博嗣『相田家のグッドバイ』
乾くるみ『嫉妬事件』
島田荘司『ゴーグル男の怪』
柚木麻子『あまからカルテット』
古野まほろ『探偵小説のためのノスタルジア「木剋土」』
古野まほろ『探偵小説のためのインヴェンション「金剋木」』
森博嗣『有限と微小のパン』
西澤保彦『幻想即興曲』
ジャック・シャイエ『魔笛 秘教オペラ』

10冊。少ないですねえ。しかも再読作品が多い。
再読を除くと断トツで面白かったのは『あまからカルテット』。
史上最強の女子会小説として、オススメしておきます。
『相田家の〜』も佳品。『愛だけのグッドバイ』なんですよね、なるほど。

5月も着実に読んでいきます。
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2012年3月読書記録

3月の読書記録を忘れていました…よほど年度始めで混乱してたと見えます。

小町谷朝生『色の不思議世界』
円城塔『これはペンです』
辻村深月『オーダーメイド殺人クラブ』
カルロス・バルマセーダ『ブエノスアイレス食堂』
梓崎優『叫びと祈り』
高田崇史『千葉千波の怪奇日記 化けて出る』
金井美恵子『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』
佳多山大地『謎解き名作ミステリ講座』
日野俊太郎『吉田キグルマレナイト☆』
石持浅海『彼女が追ってくる』
古野まほろ『絶海ジェイル』
柴崎友香『青空感傷ツアー』
新間美也『香水のゴールデンルール』
田嶋陽子『ヒロインは、なぜ殺されるのか』
佐々木睦『漢字の国のアリス』
伊坂幸太郎『マリアビートル』
深見黎一郎『人間の尊厳と八〇〇メートル』
似鳥鶏『いわゆる天使の文化祭』
黒田研二『キュート&ニート』
瀬畑源『公文書をつかう』
法月綸太郎『キングを探せ』
辻村深月『ネオカル日和』
荒川洋治『詩とことば』
古野まほろ『探偵小説のためのエチュード「水剋火」』
古野まほろ『探偵小説のためのヴァリエイション「土剋水」』
北山猛邦『猫柳十一弦の後悔』

しめて26冊読みました。ずいぶん読んだなあ。
そして3月は本格ミステリの当たり月。
『叫びと祈り』の詩情、『絶海ジェイル』の論理性、『キングを探せ』のエレガントさ、
『猫柳十一弦の後悔』のしてやったり感。どれも堪能しました。

また、その他の作品にも当たり多し。円城作品金井作品は絶品でした。

小説以外でも『漢字の国のアリス』『公文書をつかう』は無類の面白さ。
忙しい割に読書は充実してたのだなあ、私の3月は。
引き続き4月編です。
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2012年03月08日

2012年2月読書記録

2012年2月の記録です。

ジョセフ・オニール『ネザーランド』
鴻巣友季子『全身翻訳家』
アガサ・クリスティー『ひらいたトランプ』
森博嗣『今はもうない』
木村俊一『天才数学者はこう解いた、こう生きた』
ショーン・タン『アライバル』
小宮正安『オーケストラの文明史』
森博嗣『小説家という職業』
盛山和夫『統計学入門』
飯田泰之『考える技術としての統計学』
ジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』
アンソロジー『放課後探偵団』

しめて12冊。小説が少なめで、ゆっくりじっくり読んだ一ヶ月でした。
2月は第2回Twitter文学賞が発表されましたね。
国内編は津原泰水『11』、海外編は『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』。
『11』は未読、『オスカー〜』は発表後に読む、ということで
2011年いかに取りこぼしが多かったかを痛感しました。
面白い本を逃さず読める人間になりたいです。
大仰ですが。

3月はミステリ成分多めにしたいものです。
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2012年02月10日

2012年1月読書記録

さて、遅くなりましたが2012年1月の読書記録。

森博嗣『笑わない数学者』
森博嗣『詩的私的ジャック』
森博嗣『封印再度』
森博嗣『幻惑の死と使途』
森博嗣『夏のレプリカ』
しまおまほ『ガールフレンド』
アガサ・クリスティー『メソポタミヤの殺人』
小島慶子『ラジオの魂』
森谷明子『望月のあと 覚書源氏物語「若菜」』
石崎幸二『第四の男』
石原たきび編『ますます酔って記憶をなくします』
辻村深月『水底フェスタ』
東川篤哉『はやく名探偵になりたい』
西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話』
宇治田かおる『からだで変わるピアノ』
八木沢敬『分析哲学入門』
山田五郎『知識ゼロからの西洋絵画史入門』
黒田研二『さよならファントム』

しめて18冊。量的には低調なスタートですが、質的にはかなり充実。S&Mシリーズはオールタイムベストなので外して、森谷作品、石崎作品、辻村作品はどれも本当に面白い。辻村作品はみなが読むべき。エッセイも石原作品西原作品がふるっていました。2012年、幸先の良いスタートと言えるのではないでしょうか。

2月も読みます。S&Mシリーズ再読プロジェクトは終わりが見えてきました。
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2012年01月01日

2011年12月読書記録

12月の記録は新年早々につけてしまいましょう。
あ、みなさま今年もよろしくお願いいたします。

砂原庸介『地方政府の民主主義』
小林道夫『デカルト入門』
原武史編『知の十字路』
沼田まほかる『ユリゴコロ』
マーチン・ガードナー『ペンローズ・タイルと数学パズル』
蘇部健一『古い腕時計』
ドゥルシラ・コーネル『イーストウッドの男たち』
歌野晶午『密室殺人ゲーム・マニアックス』
アガサ・クリスティー『三幕の殺人』
石持浅海『人面屋敷の惨劇』
鈴木杜幾子『フランス革命の身体表象』
長嶋有『安全な妄想』
古野まほろ『天帝のあまかける墓姫』
ジョン・アップダイク『クーデタ』
アガサ・クリスティー『雲をつかむ死』
清水健一『詩で語る数論の世界』
有栖川有栖『真夜中の探偵』
大野更紗『困ってるひと』
西澤保彦『赤い糸の呻き』
秋梨惟喬『憧れの少年探偵団』
ダニロ・キシュ/イタロ・カルヴィーノ『庭、灰/見えない都市』
『林光の音楽』
鯨統一郎『タイムスリップ聖徳太子』
石原たきび編『酔って記憶をなくします』
恒川光太郎『金色の獣、彼方に向かう』
アガサ・クリスティー『ABC殺人事件』
森博嗣『冷たい密室と博士たち』

以上27冊。11月の倍か…しかし学術書が多めですね。
12月は当たりが多かった。もちろん一番は『天帝のあまかける墓姫』ですが、
エッセイでは『安全な妄想』『困ってるひと』がオールタイムベスト級の面白さ。
学術書では『地方政府の民主主義』が明晰な議論でわくわくしました。
その他も面白い作品ばかり。読書人的には幸せな年末でした。

さて、2012年は
・河出書房新社世界文学全集読破プロジェクト
・アガサ・クリスティー全作品読破プロジェクト
・森博嗣S&Mシリーズ、Vシリーズ、四季シリーズ再読プロジェクト
が継続して行われます。う〜ん、道のりは長いですが、
気長に楽しく読書して参ります。
その他としては、氷川透さんのひさしぶりの新作が年内に刊行される予定。
氷川ファンとしては本当に本当に楽しみ。

2012年もみなさまがよい本に巡り会いますことを願って、
新年最初の記事の締めといたします。
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2011年12月06日

2011年11月読書記録

2011年も最終コーナーを曲がったところ。読書人としても一年間の総まとめに入っていかなければなりませんな。

さて、11月の読書記録です。

アガサ・クリスティー『邪悪の家』
京極夏彦『虚言少年』
小池康郎『文系人のためのエネルギー入門』
皆川博子『開かせていただき光栄です』
アガサ・クリスティー『エッジウェア卿の死』
アガサ・クリスティー『オリエント急行殺人事件』
朝日新聞特別取材班『エコ・ウォーズ』
アガサ・クリスティー『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』
大澤真幸『〈自由〉の条件』
『陽炎図書館』
『日本の作曲2000-2009』
佐藤郁哉他『本を生みだす力』
森博嗣『つぶやきのクリーム』
メアリー・マッカーシー『アメリカの鳥』

計14冊。量の多寡が問題ではないですが、少ないですね。
問題は、「読書する暇がないほど忙しかった」わけでは全然ない、ってことですが。
私の11月はどこへ消えたのでしょうか(汗)。

11月はクリスティ作品を多く読みました。一冊同人誌(『陽炎図書館』)が含まれているのもポイント。
全体的には低調だったかな。
12月はたくさん本を読みたいです。それも面白い本を。
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2011年11月04日

2011年10月読書記録

11月です。10月は、河出書房新社世界文学全集読破第2シーズン開始、
およびクリスティ全作品読破プロジェクト再開、が自分内ニュースです。

真梨幸子『パリ黙示録 1768娼婦ジャンヌ・テスタル殺人事件』
今邑彩『ルームメイト』
デビー・ネイサン『1冊で知るポルノ』
ジョージ・ラッセル『リディアン・クロマティック・コンセプト』
森博嗣『すべてがFになる』
ヴァージニア・ウルフ/ジーン・リース『灯台へ/サルガッソーの広い海』
飯森範親監修、松井信幸取材・構成『マエストロ、それはムリですよ…』
フランツ・カフカ/クリスタ・ヴォルフ『失踪者/カッサンドラ』
南博『鍵盤上のU.S.A.』
森博嗣『黒猫の三角』
アガサ・クリスティー『シタフォードの秘密』
ミルチャ・エリアーデ/アルベルト・モラヴィア『マイトレイ/軽蔑』
天祢涼『空想探偵と密室メイカー』

森博嗣さんの過去作品再読企画もスタートしていました(汗)。
読書の好みが懐古的になっているのかな…。
しかし、そんな中で天祢涼さんの作品の本格ミステリ度の高さが救い。
古野まほろさんとともに本格スピリットに溢れる作品をずっと発表していって欲しいです。

11月は着実にかつ地味に読書する予定。
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2011年10月22日

2011年9月読書記録

つづいて9月の読書記録。

森谷明子『緑ヶ丘小学校大運動会』
川崎修・杉田敦編『現代政治理論』
松井彰彦・川島聡・長瀬修編『障害を問い直す』
本谷有希子『ぬるい毒』
『なんだかんだの病気自慢』
『オールスイリ』
角田光代『よなかの散歩』
穂村弘『短歌ください』
『森見登美彦の京都ぐるぐる案内』
宮下奈都『田舎の紳士服店のモデルの妻』
盛山和夫『社会学とは何か』
佐々木敦『小説家の饒舌』
『概念分析の社会学』
倉阪鬼一郎『五色沼黄緑館藍紫館多重殺人』
恩田陸『隅の風景』
絲山秋子『末裔』

16冊。少ないですね。充実度的にも低調かな、と思ったのですが、中には面白い作品もたくさん。森谷作品、穂村作品、倉阪作品、絲山作品はそれぞれがそれぞれの持ち味に溢れる魅力的な作品。各所で絶賛されていた宮下作品もなかなかの面白さ。しかしそれよりも今回はミステリ分野でムック『オールスイリ』という豪速球が来たことを喜びたい。ムックと侮るなかれ、昨今の本格ミステリ系の本の中ではぶっちぎりの充実度です。これは読むべき。あと、小説が好きな人は(ということはこのブログの読者の方は全員)佐々木さんの対談集を読むべきです。

さて、もうすぐ10月も終わりますね…今度は遅れずにブログ更新したいものです。
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2011年8月読書記録

もう10月も半ばですか…いまさらですがぐっと遡って備忘のために8月の読書記録。

古野まほろ『命に三つの鐘が鳴る』
津村記久子『ワーカーズ・ダイジェスト』
井上雅彦『夜の欧羅巴』
西澤保彦『必然と言う名の偶然』
我孫子武丸『眠り姫とバンパイア』
『ベスト本格ミステリ2011』
柴崎友香『虹色と幸運』
和合亮一『詩の礫』
島田荘司『追憶のカシュガル』
遠藤武文『トリック・シアター』
森博嗣『ヴォイド・シェイパ』
窪美澄『ふがいない僕は空を見た』
野矢茂樹『語りえぬものを語る』
米澤穂信『折れた竜骨』
星野智幸『俺俺』
天久聖一『こどもの発想。』
柴崎友香『ビリジアン』
田村哲樹『熟議の理由』
二階堂黎人編『密室晩餐会』
鳥飼玖美子『「英語公用語」は何が問題か』
J・アナス/J・バーンズ『懐疑主義の方式』
岡田斉『「夢」の認知心理学』
京極夏彦『オジいサン』
南有哲『民族の理論』

しめて24冊。ミステリ方面では古野作品がぶっちぎりの面白さ。ミステリではないけれど京極作品も軽妙に見えてかなり味わい深い。津村柴崎星野作品は、なんというか、当然素晴らしい。今でも本格ミステリ原理主義者のつもりですが、面白いと思う作品の比率は非ミステリの方が多くなってきました…どういう心境の変化か。

続いて9月の読書記録もアップします。
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2011年08月22日

2011年7月読書記録

8月ももう3分の2過ぎてしまいましたね…。
8月上旬は超弩級の自転車操業状態だったんで、
ブログも更新できず。
ということで、7月の読書記録です。

インドラ・シンハ『アニマルズ・ピープル』
桐野夏生『優しいおとな』
ポール・ニザン/ジャン・ルオー『アデン、アラビア/名誉の戦場』
辻村深月『本日は大安なり』
麻耶雄嵩『メルカトルかく語りき』
よしもとばなな『アナザー・ワールド 王国その4』
石持浅海『ブック・ジャングル』
J・M・クッツェー『鉄の時代』
J・R・ブラウン『なぜ科学を語ってすれ違うのか』
喜多喜久『ラブ・ケミストリー』
エルサ・モランテ/ナタリア・ギンズブルグ『アルトゥーロの島/モンテ・フェルモの丘の家』
なるしまゆり『少年魔法士 7』
イーヴァル・エクランド『数学は最善世界の夢を見るか?』
川上未映子『発光地帯』
森谷明子『逸文紫式部日記 白の祝宴』
鯨統一郎『努力しないで作家になる方法』
青木淳悟『私のいない高校』

しめて17冊。うち小説は13冊。小説成分が多いですね。
なんといっても河出書房新社の世界文学全集第1期を全て読んだのが大きい。
自分の財産になりました。9月以降は第2期に突入です。
その他、面白い小説がいっぱいあったなあ。
『アニマルズ・ピープル』『本日は大安なり』『白の祝宴』『私のいない高校』がとくに面白かった。
『アニマルズ・ピープル』『私のいない高校』は2011年度海外・国内作品
それぞれのベスト1の呼び声が高いです(自分のうちで)。

8月もたくさん読みます(すでに読んでいます)。
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2011年07月12日

2011年6月読書記録

6月も読みました。

乾緑郎『完全なる首長竜の日』
池澤夏樹『池澤夏樹の世界文学リミックス』
フレドゥン・キアンプール『この世の涯てまで、よろしく』
伊予原新『お台場アイランドベイビー』
イサク・ディネセン/チュツオーラ『アフリカの日々/やし酒のみ』
奥泉光『シューマンの指』
basso『クマとインテリ』
basso『amato amaro』
basso『Gad Sfortunato』
basso『アルとネーリとその周辺』
宮部みゆき『小暮写真館』
笠井潔『探偵小説と叙述トリック』
豊崎由美『ニッポンの書評』 (「崎」は異字体)
ハワード・グッドール『音楽史を変えた五つの発明』
ウンベルト・エーコ『バウドリーノ 上下』
西崎憲『蕃東国年代記』
スマイリーキクチ『突然、僕は殺人犯にされた』
W・フォークナー『アブサロム、アブサロム!』
京極夏彦『豆腐小僧双六道中おやすみ』
高橋誠『かけ算には順序があるのか』
『ニッポンの工場2011-2012』
高樹のぶ子『トモスイ』
南野忠晴『正しいパンツのたたみ方』

計23冊。うち4冊がマンガですね…逆に言うと、普段は全くマンガを読まないということなんですけど。
マンガ(面白かった!)を除くと、小説で面白かったのはダントツで『小暮写真館』と『バウドリーノ』。『トモスイ』もすごく好き(特に表題作)。『アフリカの日々』にも深い感銘を覚えた。『アブサロム、アブサロム!』も忘れ難い読み心地だし…なんだかんだいって今月も充実した読書してますね。

それ以外では『突然、〜』とか『正しいパンツ〜』が面白かった(後者は完全に異性愛前提で、そこは疑問でしたが)。『音楽史を〜』は読みやすいし面白いので、音楽に興味のある人はぜひ。

7月も楽しく読書します。
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2011年06月03日

2011年5月読書記録

5月の読書記録です。

福永信『星座から見た地球』新潮社
東川篤哉『謎解きはディナーのあとで』小学館
フジモトマサル『終電車ならとっくに行ってしまった』新潮社
赤染晶子『乙女の密告』新潮社
いしいしんじ『遠い足の話』新潮社
リディア・デイヴィス『ほとんど記憶のない女』白水社
藤子・F・不二雄原作、瀬名秀明著『のび太と鉄人兵団』小学館
伊藤計劃『ハーモニー』早川書房
中山七里『連続殺人鬼カエル男』宝島社文庫
加地大介『穴と境界』春秋社
『文藝』2011夏号森見登美彦特集
西成活裕『とんでもなく役に立つ数学』朝日出版社
佐々木敦『即興の解体/懐胎』青土社
『チーズと塩と豆と』集英社
アンダーウッド・ダッドリー『数秘術大全』青土社
ウィリアム・トレバー『アイルランド・ストーリーズ』国書刊行会
上岡陽江+大嶋栄子『その後の不自由』医学書院
鯨統一郎『新・日本の七不思議』創元推理文庫
D・M・ディヴァイン『兄の殺人者』創元推理文庫
ウェイン・C・ブース『フィクションの修辞学』書肆風の薔薇
保坂和志『小説の自由』新潮社
ディーター・ヘンリッヒ『神の存在論的証明』法政大学出版局
スラヴォイ・ジジェク他『オペラは二度死ぬ』青土社

しめて23冊。うち小説は14冊(含む文芸誌)。先月と同じ冊数だったあたりから考えると、この辺りが僕の通常ペースだということでしょうか。今月は、「私は好きだけれど人には薦めないかなあ」という小説がわりと多かった。そのなかでどなたにもオススメできるのは『星座から見た地球』『ほとんど記憶のない女』『ハーモニー』『アイルランド・ストーリーズ』ですかね。

小説以外では当たりが多かったのも5月の特徴かな。『穴と境界』『即興の解体/懐胎』『神の存在論的証明』は、どれも明晰な論理に貫かれた良書です。どなたさまもどれか一冊はぜひとも読んでいただきたい。

6月も楽しく読書いたします。
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2011年05月17日

2011年4月読書記録

もう5月も半分以上過ぎてしまったではないか。

田中久美子『記号と再帰』東京大学出版会
ティム・クレイン『心の哲学』勁草書房
中森明夫『アナーキー・イン・ザ・JP』新潮社
森博嗣『喜嶋先生の静かな世界』講談社
天野頌子『警視庁幽霊係の災難』祥伝社ノン・ノベル
蒼井上鷹『4ページミステリー』創元推理文庫
小島寛之『数学的思考の技術』ベスト新書
吉岡桂六『俳句における日本語』花神社
江國香織『抱擁、あるいはライスには塩を』集英社
松本保美『オペラと経済学』勁草書房
今村夏子『こちらあみ子』
津村記久子『君は永遠にそいつらより若い』
流田直監修『楽しく遊ぶ学ぶ せいかつの図鑑』小学館
中山七里『さよならドビュッシー』宝島社
劇団ひとり『青天の霹靂』幻冬舎
『21世紀の音楽入門6 和声』教育芸術社
アントニイ・バークリー『第二の銃声』創元推理文庫
エリック・マコーマック『ミステリウム』国書刊行会
辺見庸『生首』毎日新聞社
多和田葉子『尼僧とキューピッドの弓』講談社
ダニエル・タメット『ぼくには数字が風景に見える』講談社
メイカ・ルー『バイアグラ時代』作品社
津村記久子『ポトスライムの舟』講談社

23冊。うち小説は13冊。だいぶペースが戻ってきたか。
『抱擁、あるいはライスには塩を』『こちらあみ子』『君は永遠にそいつらより若い』『ミステリウム』『尼僧とキューピッドの弓』とずっしりしっかりした小説をたくさん読めたのはよかったかな。どれも強くおすすめします。

5月もそこそこ小説は読んでいます。でも、自分の専門分野ではない学術書が増えそうな予感…。
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2011年04月07日

2011年3月読書記録

3月の読書記録です。3月11日に東日本大震災が起こりましたので、
その後はあまり読めていないかな…。

斎藤美奈子『月夜にランタン』筑摩書房
ライフ・ラーセン『T•S•スピヴェット君傑作選』早川書房
ヴィトルト・リプチンスキ『ねじとねじ回し この千年で最高の発明をめぐる物語』早川書房
辻村深月『ツナグ』新潮社
有栖川有栖『長い廊下がある家』光文社
森川弘子『年収150万円一家』メディアファクトリー
石井洋二郎『フランス的思考』中公新書
尾崎翠原案/津原泰水著、『瑠璃玉の耳輪』河出書房新社
永井均『転校生とブラックジャック』岩波現代文庫
角田光代『ツリーハウス』文藝春秋
汀こるもの『動機未ダ不明』講談社ノベルス
東浩紀編『日本的想像力の未来』NHK出版
森見登美彦『四畳半王国見聞録』新潮社、p.43
綿矢りさ『勝手にふるえてろ』文藝春秋
アレックス・ロス『20世紀を語る音楽 1』
アレックス・ロス『20世紀を語る音楽 2』みすず書房
ジェニファー・アッカーマン『かぜの科学』早川書房
川崎弘二編著『日本の電子音楽増補改訂版』愛育社

しめて18冊。うち小説は8冊。どんどん小説の数が減っていきますね…猛省。
しかし読んだ小説に当たりが多かったのが3月の特徴かな。『ツナグ』『ツリーハウス』『四畳半王国見聞録』はどれも万人にオススメしたい傑作でしょう。僕がデビュー当初から「この人は絶対化ける」と思っていた辻村さんが『ツナグ』で吉川英治文学新人賞を受賞したのもとても嬉しい。

一方、エッセイ・ノンフィクション系でも当たりが多かった。『月夜にランタン』が無類に面白いのは当然として、『ねじとねじ回し』『20世紀を語る音楽』『かぜの科学』『日本の電子音楽』はどれも蒙を啓かされる良書でした。『かぜの科学』は最新のかぜに関する医学的知見が盛り込まれているのに読みやすい、特にオススメの本です。

4月こそは、小説をもっとたくさん読みたい…。
posted by △ at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | もじにいりびたる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月03日

2011年2月読書記録

2011年2月の読書記録。

穂村弘『絶叫委員会』
マーカス・デュ・ソートイ『シンメトリーの地図帳』
森達也×藤井誠二『死刑のある国ニッポン』
古野まほろ『群衆リドル』
熊野純彦『埴谷雄高―夢みるカント』
アヴラム・デイヴィッドスン『エステルハージ博士の事件簿』
古谷利裕『人はある日とつぜん小説家になる』
金井美恵子『猫の一年』
多和田葉子『雪の練習生』
大貫隆『聖書の読み方』
アラン・ベネット『やんごとなき読者』
岩田健太郎『予防接種は「効く」のか?』
道尾秀介『月と蟹』
大森望編『不思議の扉 時をかける恋』
菅原克己『英語と日本語のあいだ』
辻原登『東京大学で世界文学を学ぶ』
イアン・サンソム『蔵書まるごと消失事件』
イアン・サンソム『アマチュア手品師失踪事件』

以上18冊。う〜ん、2月は小説の割合が低いですね。エッセイを除いてしまうと、小説は半数の9冊。3月は小説を増やしたいです。やはり、小説の持つ人を遠くへ連れて行く力は魅力的ですから。

2月の推薦本は当然『猫の一年』『雪の練習生』『月と蟹』。『雪の練習生』は語り手に特徴がある小説なのですが、とても読みやすい。動物好きは必読です。

3月もどんどん読みますよ!
posted by △ at 22:15| Comment(0) | TrackBack(0) | もじにいりびたる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月08日

2011年1月読書記録

2011年1月の読書記録。

恩田陸『土曜日は灰色の馬』
霧舎巧『新・新本格もどき』
詠坂雄二『乾いた死体は蛆も湧かない』
道尾秀介『球体の蛇』
有栖川有栖『闇の喇叭』
桐野夏生『ナニカアル』
アンドレ・バーナード『まことに残念ですが…不朽の名作への「不採用通知」160選』
角田光代・松尾たいこ『なくしたものたちの国』
山田詠美『タイニーストーリーズ』
岡野宏文×豊崎由美『読まずに小説書けますか』
アガサ・クリスティー『ビッグ4』
アガサ・クリスティー『青列車の秘密』
アガサ・クリスティー『七つの時計』
『ミステリ★オールスターズ』
石崎幸二『記録の中の殺人』

しめて15冊。やはり読書の時間があまりとれなかったからですかね…。

特に面白かったのはおくればせながらの『球体の蛇』、絵と文章の織り成す空気感が素晴らしい『なくしたものたちの国』。どちらも強くオススメです。あと、読み巧者を自称する方は『読まずに小説書けますか』もぜひ。視野が広がります。
posted by △ at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | もじにいりびたる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月13日

2010年小説ベスト1

2010年に私が読んだ本の中から、ベスト1を選ぼう、と思います
(そういう企画重視のブログへ移ったほうが私が楽だという…)。

国内作品と海外作品それぞれで数冊ずつ挙げますね。
基準は、「すべての人に読んでほしい、そしてこの本を推薦した私を賞賛してほしい」と思える本(苦笑)。

国内編はベスト5。
1位 柴崎友香『寝ても覚めても』
2位 角田光代『ひそやかな花園』
3位 朝倉かすみ『感応連鎖』
4位 森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』
5位 朝吹真理子『流跡』

ミステリは入りませんでしたね(苦笑)。
でもこの次あたりに京極夏彦『死ねばいいのに』が来ます。
ま、これもミステリじゃないんだが。

海外編は…すみません、読書数が少ないもんで、2つしか挙がりませんでした。
1位 『変愛小説集2』
2位 ミランダ・ジュライ『いちばんここに似合う人』

っていうか岸本佐知子さんが1位受賞ってことじゃん(苦笑)。

ということで、2011年も読みまくりますので、よろしくお願いいたします!
posted by △ at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | もじにいりびたる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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